今さらになりますが。ちょっと最近問い合わせがあったので真面目に書きます。
自分が声楽を仕事にしている歌手であることを踏まえて、受けて良かったよと言う話です。
2020年7月16日に日帰り・全身麻酔で、3つの鼻の手術を受けてきました。
①鼻中隔湾曲症
②下鼻甲介手術
③経鼻腔的翼突管神経切除(後鼻神経)
治療・手術した病院は、松脇クリニック品川(https://matsuwaki.com/)で、執刀は院長の松脇先生にして頂きました。この先生は慈恵医大で長年鼻の手術を専門に執刀をしていた先生で、腕の良い先生としてそちら方面で有名な先生のようです。
僕は小さい頃からアレルギー性鼻炎がありこれまでも鼻詰まりに悩まされていて、レーザーメスを数回やってきてはいたのですが、35歳で体質が変わったのか、たまたまなのか、ここの病院でしたアレルギー検査ではアレルギー無しでした。慢性副鼻腔炎との診断も下りなかったのですが、本人が不自由を感じているのであれば希望すれば手術できる、ということだったのでやっていただきました。
やった内容は、鼻中隔矯正(鼻の真ん中の骨を真っ直ぐに)、後鼻神経(アレルギーの反応をする神経の)切除、下鼻甲介(鼻の長年かけて肥大した粘膜の)切除でした。
後鼻神経と慢性副鼻腔炎の手術(副鼻腔の中を開放する、中を粘膜などを取ったりする)は同時には出来ないそうなので、どちらかの手術になると思います。
副鼻腔炎があれば、そちら。なければ後鼻神経手術を選んでしてくださります。(基本的には鼻中隔も一緒にやるケースがほとんどだそうです)
感想は、とても良い対応と術後経過も良い感じです。
日帰り手術(病院から30分以内のホテル宿泊が必要)、または1泊2日の入院手術が選べます。個人的には入院の方が安心だし、おすすめです。僕は日帰りにしましたが、手術した夜は鼻から出血があるので、綿球(鼻つっぺ)をほぼ寝ずにひたすら交換していて不安だったので…笑
ポップスやミュージカルなどの有名な歌手も多くかかっているらしく、手術の予約が取りにくく。希望していた時期に入院無し手術なら取れたので、それで仕方なく入院無しを受けた感じです。今なら入院ありの日まで待ったかなと思います。
最初の1週間ほどは鼻呼吸が全滅するので口呼吸になることや、綿級交換が結構頻繁に必要なので、僕は自宅で日常生活するので精一杯でした。一応、3日後くらいから事務仕事は復帰可能らしいのですが、ちょっと僕にはキツイかなと思いました。止まらない鼻血、終わらない綿球交換、口呼吸による酸素不足?か何かで元気も出ず、3-4日はほぼベッドの上でゴロゴロしてました。
2週間後くらいには、鼻の中の詰め物なども全て取れてスッキリした日々を送っていました。肝心の歌唱についても、最低2週間くらいでokだったので、僕は7月中旬に手術を受けて、8月頭には歌い始めていました。
声の影響については、高音の伸びが非常に良くなり声域が上のAからHi Cまで伸びました。
高音のパッサッジョもうまく抜けやすくなったし、後悔もなく風邪を引いても鼻詰まりもなく(鼻水は出ますが)、快適に暮らしています。
鼻詰まりや、鼻トラブルが気になる方はやって損のない手術だと思います。このおかげで僕は楽になったし、音域も広がったし、声も良い方向に影響が出たと思っています。
もっと細かく知りたい方は、下記SNSか本サイトのコンタクトから個人的に連絡くださいね。
ではでは。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
磯谷大樹 Information
Instagram(@isoyadaiki)
Twitter (@isoyadaiki)
最近はレッスンを再開しました。もしレッスン受講を希望される方は、
こちらを参照ください。 →「声楽レッスンの再開について」https://www.isoyadaiki.com/?p=11397